
TFSA活用してる?



聞いた事あるけど、なんだか難しそうで



余計な税金払いたくないなら絶対やった方がいいよ!



でも、将来日本に帰るかもしれないけど、大丈夫なの?
カナダにすんでいるみなさん、お金を上手に続けて増やしたくないですか?
TFSA (Tax-Free Savings Account)は、ご存じですか
うまく利用すれば思っているよりも大きな金額になるのも知ってますか?
聞いた事あるけど、なんだか難しそう。
でも、実はそんなに難しくないし、何よりとってもお得情報なので、知ってて損はなしです。
この記事では、以下の事を紹介しています。
・TFSAの基本的な使い方、メリット
・知っておきたい注意点、日本帰国後も継続できるか?
・どうすれば大きく増やせるのか?
・アメリカのETFの投資でも使えるか?
TFSAの基本的な仕組み
最大のメリット非課税
- TFSAに入れたお金で得られる利息、配当、キャピタルゲインなどの運用利益は完全に非課税です。
- たとえ引き出したとしても、利益に対する税金はかかりません。



引き出しても税金かからないのは嬉しい!RRSPだと税金かかるよね。
デメリット税控除はない
- TFSAへ預け入れられる額は、RRSPのように課税所得から控除することはできません。
ただし、引き出す際の課税もないため、純粋に非課税運用を目的とした制度です。



タックスリターンで報告する必要がないんだね。
限度額
- 毎年、カナダ政府によって設定された限度額まで預け入れが可能です。
- 未使用の拠出枠は翌年以降に繰り越しできます。



今は、6500ドルだね
現時点のTFSA預け入れ限度額
年間限度額
- 2024年の年間拠出限度額は6,500ドルです。
- 2009年からTFSAを利用していない場合、未使用の限度額を合算できます。
2024年時点で累計の限度額は88,000ドル(2009年以降)です。



はじめての場合、一気に88000ドルの入金もできる



それで利益がでたら、全て非課税だからすごすぎる!
所得に関係しない
- 所得税の納税義務がない人や、低所得者でも、TFSAを最大限活用できます。
- 年齢条件(18歳以上、カナダ居住者)を満たしていれば、所得がない学生やリタイアした高齢者でも拠出可能です。



RRSPは、所得によって金額が変わるね。
未使用枠の繰り越し
- 毎年の限度額を使い切らなかった場合、未使用分は翌年に繰り越されます。



焦らず、お金がある時に入金できる
CRAのオンラインアカウント「My Account」で、自分の未使用拠出枠を確認できます。
注意する点は、引き出した金額はリアルタイムで反映されないので、自分で管理する事が大切。
(毎年、1月に新しい状況がアップデートされるので、確認ができる。)
TFSA活用例
- 投資をスタート:株式、ETF、債券、またはGIC(保証投資証書)などを非課税で運用。
- 短期的な貯蓄:旅行や大きな買い物のための安全な貯蓄として利用。
- 緊急資金:柔軟に引き出せるので予備費としても活用可能。
未使用の限度額を活用することで、非課税の運用利益を最大限に引き出すチャンスがあります!
例:限度額と引き出しの仕組み



Aさんの場合
- 2024年の状況:
- 年間拠出限度額:6,500ドル
- 2023年からの未使用枠:1,000ドル。
- 合計預け入れ枠:7,500ドル。



メキシコ旅行で2000ドル引き出した
- 2024年に実施した行動:
- 6,500ドルを預け入れ。
- 2,000ドルを引き出し。



来年は、8500ドル入金できる!
- 2025年の拠出枠:
- 年間限度額:6,500ドル(2025年分)。
- 引き出した金額:2,000ドル(2024年分から繰り越し)。
- 合計拠出枠:8,500ドル。
このように、引き出した金額は翌年の拠出枠として追加されるため、制限を気にせずお金を引き出せます。
TFSAを利用している状態で日本に帰国する場合



将来はわからないけど、日本に帰国する可能性もゼロではないですよね



カナダの制度だから日本では使えないんじゃない??
日本帰国後のTFSAの基本的な取り扱い
TFSAのステータス
日本に帰国して非居住者(non-resident)になると、新しい預け入れはできなくなります。
ただし、既存のTFSA口座自体は保持できます。
既存の資産の運用
非居住者になっても、口座内の投資はそのまま運用できます。
投資の利益や配当金は引き続き非課税です。
ただし、運用する金融機関が非居住者へのサービスを提供するか確認が必要です。
- 非居住者になると、その期間中のTFSAの預け入れ限度額は増加しません。
- 非居住者の期間中に預け入れした場合、1%の月間ペナルティが課されます。非居住者になったら新たな拠出は避けましょう。



毎月のペナルティは、かなり厳しいね。
税務上の影響(日本とカナダの取り扱い)



カナダ側
TFSA内の資産は引き続きカナダ国内で非課税ですが、新しい預け入れはペナルティの対象です。



日本側
日本はTFSAを税優遇口座として認めていません。
そのため、TFSA内の投資から得た利益や配当金は、日本国内では課税対象になります。
日本の「所得税」や「住民税」の対象となるため、資産の運用利益を報告する必要があります。



忘れがちになりそうだけど、日本帰国したら、ちゃんと申告しないと大変な事なるね
永久帰国になった場合
- TFSAを解約して資産を全額引き出すことも可能です。この場合、カナダで税金は発生しません。
- 引き出した金額を日本に送金する場合、日本側で課税対象になる可能性があります。
実際の手続きとポイント
- 金融機関に確認
口座を保持し続けられるか、非居住者としての利用条件を確認してください。一部の金融機関は非居住者の利用を制限することがあります。 - 日本の税理士に相談
日本での課税状況や申告義務について、専門家に相談することをお勧めします。 - 引き出しのタイミングを検討
必要に応じて帰国前にTFSAの資産を引き出すことも選択肢に入れてください。



このようなケースは、やはり専門家に早めに相談しないといけないね。
投資で利益を増やす



TFSAの本当のすごいところはここから
TFSA内で得た投資の利益(利息、配当、キャピタルゲイン)はすべて非課税。
例えば、
元本が50,000ドルで投資→10万ドルに増えた!→利益分50,000ドル



高い利益がでても税金が全くかからない。
2. 引き出しと再預け入れのルール



50,000の利益がでたから引き出そう
50,000ドルは非課税
TFSAでは、引き出した金額分が翌年の預け入れ枠に追加されます。
翌年の預け入れできる額は
その年の年間限度額6,500ドル+引き出し分の50,000ドルの合計



翌年は、56,500ドルの預け入れができる
3. 注意点
- 同じ年に再拠出できない
- 引き出した50,000ドルは、翌年まで再び預けることができません。
- 同じ年に再拠出してしまうと、年間拠出限度額を超える扱いとなり、超過分に対して月1%のペナルティが課されます。
- 引き出しに制限はない
- TFSAの引き出しは、元本でも利益でも自由に行えますが、引き出した分は翌年まで待ってから再拠出する必要があります。
- 再投資の計画
- 再び大きな額を預け入れしたい場合、翌年の拠出枠を確認することが重要です。CRA(カナダ歳入庁)の「My Account」で正確な枠を確認できます。



大きな金額が動かせると利益も大きくだせるね。



でも、気を付けないとペナルティが怖いね。
投資損失が発生した場合の仕組み



30,000ドルの損失をだした場合は?
- 元本:50,000ドル(TFSAの拠出枠内で預け入れた額)
- 投資損失:-30,000ドル
- 現在の残高:20,000ドル
この場合でも、元本である50,000ドル分の拠出枠はすでに使用済みとみなされます。損失を出しても、失った30,000ドル分の拠出枠が回復することはありません。



TFSAでは、リスクの大きい投資は避けた方がいいね。
引き出しの影響
- 20,000ドルを引き出した場合:
引き出した金額(20,000ドル)は、翌年の拠出枠に追加されます。- 例:翌年(2025年)の拠出枠は次のように計算されます:
- 年間の通常拠出限度額(6,500ドル)。
- 引き出した20,000ドル分が追加され、合計26,500ドルが拠出枠となります。
- 例:翌年(2025年)の拠出枠は次のように計算されます:



損失分は、もう復活ができないだね、
TFSAの損失を取り戻す方法はないのか?
損失分を直接回復する方法はありませんが、以下の方法で対策が可能です
- 引き出して再拠出する
TFSA内で損失が発生して資産が減った場合、その残高を引き出して翌年に再拠出することで、新たな投資を始めることができます。 - TFSAの枠を最大限活用する
まだ使っていない過去の未使用分や将来の年間拠出限度額を活用して、追加の資金を拠出できます。 - 適切なポートフォリオを構築する
損失を最小限に抑えるため、分散投資やリスク管理を強化するのも重要です。
アメリカへの投資



話題のS&P500に投資したい



アメリカ投資には税金がかかるから注意しないと
カナダ投資には、最適なTFSAですが、アメリカの投資には注意が必要です。
アメリカ株やアメリカETFを保有している場合、それらから得られる配当金には通常は15%の税金が課されます。
S&P500など日本でも話題になっているアメリカ投資ですが、税金がかからない方法もありますが、また別の機会にご紹介します。
TFSAと他の制度(RRSP、FHSA)との違い
特徴 | TFSA | RRSP | FHSA |
---|
目的 | 一般的な貯蓄・投資 | 退職後の資金準備 | 初めての住宅購入資金 |
税控除 | なし | 拠出時に課税所得から控除 | 拠出時に課税所得から控除 |
運用利益の課税 | 非課税 | 引き出し時に課税 | 非課税 |
引き出しの柔軟性 | いつでも可能(理由不要) | 原則として退職後(HBP利用で例外あり) | 初めての住宅購入時 |
未使用枠の繰越 | 繰越可能 | 繰越可能 | 繰越可能 |
TFSAのまとめ
緊急資金の準備
- いつでも引き出せるので、予備費用として最適。
退職後の補助資金
- RRSPでの引き出しが税金に影響を与える場合、TFSAから非課税で補助的に引き出せます。
旅行やライフイベントの資金
- 結婚資金や海外旅行のための貯蓄として利用。
投資初心者向け
- 少額からスタートできるため、リスクを抑えながら非課税で投資運用を始められます。
まとめ
TFSAはカナダで最も柔軟で使いやすい貯蓄・投資制度のひとつです。
非課税で運用できる、引き出しの自由度、所得補助プログラムへの影響がない点など、多くのメリットがあります。
短期・長期のどちらでも適しているので、うまく利用してみて下さい。